ピエール瀧の保釈秘話 ネット生中継でリアリティショーに
麻薬取締法違反の罪で起訴された、ミュージシャンで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(51)が4日夜、保釈保証金400万円を納め警視庁東京湾岸署から保釈された。待ち構える報道陣の前に姿を見せた瀧被告は、「このたびは、私ピエール瀧被告の反社会的な行為により大変多くの皆さまにご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。30秒ほど頭を下げた。
「保釈されたのは午後7時過ぎ。署内で待機させ、民放各局の夕方のニュースで生中継されるのは避けたようです。とはいえ、テレビのニュース番組は終わってもネットで生中継されており、多くのネットユーザーがナマで視聴していました」(現場で取材した記者)
動画配信サービス・ニコニコ動画は1日の午前10時から保釈まで計81時間以上にわたり同署の前から生中継。延べ36万人以上が視聴していた。
「商魂たくましかったのはライブ動画配信サービスのあるツイキャスのユーザー。同署の前から3日と4日に動画を生配信。同サービスは視聴者が気に入ったら、その動画に課金する“投げ銭サービス”が知られているが、あるユーザーは2日間で10万円ほど稼いだそうです」(現場にいたカメラマン)
制作費のかからないリアリティーショー。保釈現場は格好のネットコンテンツになってしまったようだ。