視聴者うんざり…7月期に韓国ドラマ“リメーク”3本のナゼ
他にも、06年の「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系)、11年の「美男ですね」(TBS系)、15年の「銭の戦争」(フジテレビ系)などもそうだ。
面白ければそれでいいのかもしれないが、やはりリメーク頼みでは寂しい気もする。日韓芸能ジャーナリストの吉岡斗志氏がこう言う。
「韓国人は世界で一番ドラマを見る、と言われます。日本の連ドラは週1回の放送が基本ですが、韓国では一般的に週2回で、脚本が悪かったり、演技がヘタだと日本以上に叩かれる。視聴者の見る目もシビアで、その韓国で一度ヒットしたドラマは安心して使えるのでしょう」
それだけ韓国ドラマは質が高いということか。
「韓国ではドラマ制作費の約半分を、テレビ局の下請けの制作会社が出資します。視聴率が高ければリターンも大きくなりますが、ハイリスクなので作る側の本気度が違う。ドラマがコケて自殺したり、海外に逃げる制作会社社長も多いと言われるほどです。また、韓国には徒弟制度が根付いている。脚本家になるにしても弟子入りして、イロハを学ばなければいけません」(吉岡斗志氏)