「閉鎖病棟」で激しい暴行シーンに挑戦した小松菜奈の今後
「ディア・ドクター」以来10年ぶりとなる笑福亭鶴瓶(67)の映画主演作「閉鎖病棟―それぞれの朝―」が、今月1日に封切られて話題になっている。長野県の精神科病院が舞台で、鶴瓶が演じるのは死刑執行が失敗して生きながらえた元死刑囚。映画自体が衝撃的な内容なのだが、もっと驚くのが不登校になって入院する女子高生役の小松菜奈(23)の迫真演技だ。小松はシャネルのアンバサダーを務めたモデルで、女優としてはキラキラとした可愛らしい役柄が多かったが、今回で完全に“脱皮”した。
不登校になって入院した原因は義父からの性的暴行で、映画ではそのシーンが生々しく描かれているが、それだけではない。病院内で居合わせた別の患者にボコボコに殴られ、鼻血を流しながら性的暴行を受ける役柄にも小松は挑戦した。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「二階堂ふみ、黒木華、門脇麦ら“ニューウエーブ”と呼ばれる実力派若手女優たちは必然性があれば、基本的にNGシーンをつくりません。その意味で小松菜奈もその仲間入りする可能性は十分にあると思います」
小松は来年も主演映画「糸」の公開予定が決まっている。今後期待できる女優のひとりといえるだろう。