エンタメ界は自粛の嵐も…不要不急の最たる“寄席”は不滅?
「まあ、われわれの商売は不要不急の最たるものですから」と自虐気味に語るのは某落語家だ。
新型コロナ禍による影響でエンタメ業界は自粛の嵐が吹き荒れている。演芸界も例外ではなく、ホールでの落語会や地方公演が軒並み休止になり、「そこそこの師匠クラスでも20連休なんてザラ」(前出の某落語家)だという。
そんな中、日々の興行を続けているのが都内の寄席。寄席は大型台風でも大雪でも公演を休止することはなかったが、新型コロナを巡っては対応が分かれている。上野の鈴本演芸場は落語協会の公演中止決定を受け、4~12日の公演は休席に。浅草演芸ホールと新宿の末広亭は4、5日の土日は自粛休業だったが6日からは再開する。もっとも客席はガラガラだという。