南部虎弾怒り 国と都の愚かなコロナ対策と芸能界の今後

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■自身も持病抱える高齢者

 狂っているといえば、「電撃」も生きたサソリを口に入れたり、洗剤の一気飲みなど、破天荒な芸を売りにしている。ただ、グループを率いる南部は2017年3月に糖尿病が悪化して救急車で運ばれ、昨年5月に夫人から腎臓を提供してもらい移植手術を受けた。いわゆる持病を抱える高齢者だ。

「もちろん、自分がコロナに感染したらただでは済まないことは承知しています。だから私は携帯型アルコールを手放さずウイルスを全滅させるくらいの勢いで除菌しています。さらにマスクの表面をラップで巻いて自分も他人も感染させないように気をつけています。『暑いでしょ?』と周囲に心配されますが、暑いくらいヘッチャラですよ。命を守る方がよほど大切です。ホストみたいな若者には近づかないし、ホストクラブがある新宿にも行きません。8月には自分の誕生日イベント、10月には電撃の結成30年イベントを予定しているので、絶対にコロナに感染するわけにはいかないのです。ステージで苦しんでいるボクらを見て、『自分たちも頑張ろう』とコロナで苦しんでいる人に思ってもらえるような芸を披露したい。だから小池知事には自分のパフォーマンスのために休業要請を出すのは絶対にやめて欲しいですね」

 今月14日に誕生日を迎えた南部は「今年は何か誕生日がとてもうれしいんです。きっと今も生きているからですかね」と素直に喜ぶ。不死身の男・南部虎弾のように正しくコロナを恐れたい。

(取材・文=岩瀬耕太郎/日刊ゲンダイ)

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