優しい山下達郎さんはメンバーの生活苦を気に病んでいた
個人的には、シューガー・ベイブのライブにはお客さんがたくさん入るようになっていたし、これから動員を増やしていけば「ロフトの柱になれる」と思っていた矢先だった。そもそも「こんなクオリティーの高いバンドが解散してしまうなんて……」と大きな衝撃を受けた事件であった。
2007年にサエキけんぞうさん(音楽・ロック評論家)が出した「さよなら!セブンティーズ」(クリタ舎)に当時の荻窪ロフトと出入りする高校生の雰囲気が出ているので引用した――。