ジャニーズからメリー氏退任…芸能プロ「世代交代」の明暗
今月4日、ジャニーズ事務所は代表取締役会長だった藤島メリー泰子氏(93)が代表取締役を退き、名誉会長となることを発表した。
メリー氏は、昨年7月に死去した創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の実姉。創業当初から、事務所の運営はメリー氏が、タレントの発掘・育成はジャニー氏が担うという役割分担だった。ジャニー氏の死後、その役割は、メリー氏の実娘の藤島ジュリー景子氏(54=代表取締役社長)とタッキーこと滝沢秀明氏(38=副社長)におのおの引き継がれた。テレビ局関係者はこう話す。
「解任はメリーさんの年齢的なこともあり、後任への禅譲が一通り完了したからという見方に加え、ジャニー氏の逝去後、錦戸亮(35)、中居正広(48)、手越祐也(32)、長瀬智也(41)と続く所属タレントの“退所スパイラル”を食い止め、新生ジャニーズ事務所を打ち出すためという見方もあります。先月8月の山下智久(35)と亀梨和也(34)の未成年との飲酒問題の処分の遅れもメリー氏の意向と報じられ、世間からバッシングを浴びたことも無関係ではないでしょう」
メリー氏は、実娘のジュリー氏VS当時のSMAPマネジャーの“跡目争い”をめぐって強権発動したことで2016年末の「SMAP解散騒動」の元凶と指摘されたこともある。その後も権勢を振るってきたメリー氏が、ここへきて突然の勇退とは「世代交代」の流れがあるとしてもインパクト大だ。