新しい地図&石橋貴明「低視聴率組」にテレビマン戦々恐々
ネットは十二分に機能する
ことバラエティー番組だけでみても、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(50)、「キングコング」梶原雄太(40)、「オリエンタルラジオ」中田敦彦(38)ら、地上波からユーチューブに活動の主軸を移し成功するタレントが後を絶たない。不祥事などで地上波出演の道が途絶え、ネットに活路を求めた結果だろうが、脛に傷持つ売れっ子の受け皿としてネットは十二分に機能している。
「たとえば、税務申告漏れが昨年発覚し、このほど『今夜くらべてみました』で地上波復帰したチュートリアル徳井義実(45)。日テレには苦情が200件以上あったというし、今後の活動は簡単じゃない。かつてレギュラー13本を抱えていた売れっ子が地上波からネットへと軸足を移す可能性もあるのではないか」と前出の放送作家は続けた。
広告出稿が減る一方のため、テレビ各局はことさらスポンサーの顔色をうかがい、苦情が殺到するようなタレントの出演は控える傾向にある。それでどこもコンプライアンス重視を掲げてはいるが、大手芸能プロへの忖度、共演NG、局アナによる接待など旧態依然とした体質はそのままなのだからどうしようもない。
■「視聴率が取れないタレント」
「石橋も新しい地図の3人組も、地上波では数字(視聴率)の取れないタレントとして位置づけられている。地上波のテレビマンはその彼らがネットで組んでどれだけアクセスを稼ぐか戦々恐々です」(制作会社幹部)
テレビ界はかつて恐竜が滅びたように、環境の変化に対応できず滅亡の危機である。