闇が深かった大阪都構想住民投票 特別区の再編成が反対に
最初は大半の区が賛成反対同数で、なんでどこもこうなるのかと思っていたら、どうやら賛成チームと反対チームに分かれて開票しているらしく、最後にどっと差が出る運動会の玉入れみたいな方式らしいんだね。なんでかなあ。盛り上げるためではないと思うが、勝手に盛り上がってしまいましたよ。
1000票差ぐらいの拮抗した区が多かったけど、明らかに賛成票が多い区と反対票が多い区がありました。しかも前回反対したのに賛成に回ったり、あるいはその逆の区もある。
聞いたところによると、これは前回5区あった特別区が再編成されて4区になったことが原因らしいんですね。
梅田や難波といった繁華街がある区は金持ちで、できれば隣の区はここと一緒の特別区に入りたい。ところが前回一緒だった区が今回外れると、それならおいしくないから反対ということになるらしい。運よく一緒になれたら今度は手のひらを返したように賛成に回る。もちろん「大阪市を守る」という理想もあるんでしょうが、こういった生々しい理由もあるんですね。なかなかに闇が深い。