ジャニーズ2020年の興亡…不祥事と退所に揺れた帝国の激動

公開日: 更新日:

不祥事には厳罰

 名前だけ残すのも、子会社化も、活動停止もアリだが、未成年との飲酒や緊急事態宣言中の外出、そして不倫は完全NG。20年末には全所属タレントを対象に薬物検査を実施したことも報じられた。ジャニーズ事務所の「許すものと許さないもの」がハッキリした一年だった。

 故ジャニー喜多川氏は“発掘”を得意としており、その重要性は今も変わらない。しかし、今のジャニーズ事務所は、自ら延ばした「アイドルの寿命の長さ」に向き合う宿命を背負っている。その志は維持しつつも、タレントそれぞれの人生に応じて、優しく道を“整備”していく流れは、滝沢秀明をはじめとする裏方の人々の、亡き創業者への恩返しなのかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動