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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「ボス恋」成功は上白石萌音の魅力を最大限に生かしたこと

公開日: 更新日:

「モコミ」小芝風花も好感

 ところで、今期、ドラマがらみで頭を悩ませているのは土曜深夜ドラマの渋滞問題。

 NHK「よるドラ ここは今から倫理です。」、テレビ朝日系「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」、フジテレビ系「<オトナの土ドラ>その女、ジルバ」と土曜23時台に4本あり、どれも面白い。

「倫理」は倫理の教師が問題を抱えた生徒たちを対話で導く話で「金八先生」とは異なるタイプの倫理教師を山田裕貴が魅力的に演じている。

「モコミ」小芝風花も感受性豊かで繊細なモコミを自然に演じて好感がもてる。

「書けない」生田斗真演じる脚本家がプロデューサーや主演俳優に振り回される感じが面白い。女性が元気な「ジルバ」はヒット作だ。

 多くの人に見てもらいたいのに時間がかぶってはもったいない。テレビを見る人が少なくなっている今、熱心にドラマを見る視聴者は貴重。少ないパイを奪い合うのはやめて。土曜の渋滞、なんとかならないか。

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