音楽、映画、ドラマに続き韓国で“ウェブ漫画”市場も急成長
今年1月に韓国でも「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開され、観客動員数はついに105万人を記録。リピーターも多いというが、新型コロナウイルスが収束していないにもかかわらず、これは異例ともいえる数字だ。
原作も知らず、友だちに勧められるがまま見に行ったという韓国人女性は「単純だけど、シンプルで強いメッセージが心に響いた」といい、別の女性も「現代で失われつつある思いを強く訴えている。今の時代に受け入れられる要素も十分に込められた映画だと思う」と評価。映画館で号泣する観客も多かったそうだ。やはり日本の漫画は根強い人気があるが、うかうかしていられない。今、韓国で急成長しているのが“ウェブ漫画”市場なのだ。
■中でも注目は「ウェブトゥーン」
漫画といえば、日本が高いシェアを占めているが、ここ数年はスマートフォンで気軽に読めるデジタルコミックが人気だ。中でも注目を集めているのが韓国発のデジタルコミック「ウェブトゥーン」で、日本にも進出し若い世代を中心に読まれている。「LINEマンガ」やカカオトークの「ピッコマ」でも気軽に読め、日本のデジタル漫画市場で熾烈なシェア争いを繰り広げているのだ。