小室圭さんに注文をつけた発言は拙速…宮内庁長官の大失態
拙速というのはこういうことだ。「(小室さんは)説明責任を果たすべき」という発言といい、小室さんの弁護士を呼び出して説明を求めたことといい、秋篠宮さまの“秘書”である皇嗣職大夫の範囲で止まっていれば、何かあっても最後は大夫に詰め腹を切らせれば、皇室の問題ではなく、秋篠宮家の問題で終わったはずだ。リスク管理とはそういうことだろう。
それが天皇家ではない秋篠宮家の眞子さまのご結婚に宮内庁長官が関わってきた。たしかに長官の発言は正論だが、皇室のオモテの「秘書」である宮内庁長官が絡んだとなれば、この時点で秋篠宮家の問題から皇室全体の問題になってしまったということである。
先月の天皇陛下の誕生日会見で、本来なら問われるはずのない眞子さまのご結婚についての質問が出たのも、西村長官の発言があったからこそだ。
結果的に天皇陛下も巻き込むことになったという意味では大失態というべきだろう。
長官は自身の発言について、記者会見で聞かれたからだと説明しているそうだが、上皇・上皇后両陛下のご意向がないとすれば、聞かれたからといってペラペラしゃべってしまう方がどうかしている。危機管理のトップが、自ら危機を招いてしまったともいえる。
さて、こうした経緯もあって小室さん母子バッシングに勢いづく週刊誌の中には、堂々と「いよいよ駆け落ち婚するしかなくなった」と面白おかしくはやし立てるところもある。しかし、本当にそんな事態にまで追い込まれたら、眞子さまはどうなるのか。次回はそのあたりに触れていきたい。 (つづく)