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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

アイドルが頭を悩ませる…ストーカー化するファンの生態

公開日: 更新日:

 特にジャニーズの場合、エスカレートするファンのストーカー的な行動は指摘されていた。「つきまとい・尾行・自宅での出待ち」と犯罪ではないが、まるで記者みたいな行動は感心することもあったが、されたほうは気持ち悪いだろうと思う。

 先月、テレビに出演した元光GENJIの諸星和己は「股間を触られた」「家の中にまで上がり込まれたメンバーがいた」と過激なファンの行動を明かして非難していた。

「ファンあってのアイドル。どんな子も扱いは同じ。髪を引っ張られても、怒るわけにもいかず、逃げるだけ。じっと嵐が通り過ぎるのを我慢するようなものです」という話をOBからよく聞いた。

 せいぜいできるのが「帰れー、毎日、しつこい」と怒鳴るくらいの対応だが、「私のことを覚えている」と声を掛けられたことを喜ぶ子もいたというオチもあった。

 我慢の限界とばかりに現役タレントが怒りの声を上げた。関ジャニ∞大倉忠義は2018年、事務所のウェブサイトに「ルールを守らず、つきまとい行為をする」と一部ファンの行動に対し頭を悩ませていると問題提起した。結局、過激なファンを諭すように減らすしか策はないのが現状のように見える。それが今回のマネジャーへのストーカー行為とつながったように見える。

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