草彅無双に拍車 日本アカデミー賞で“振れ幅の魅力”が加速
今年11月には、20年1月に上演された舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」が再演。これまでの作品と180度異なり、シカゴギャング団のボスを怪演する。さらにSNSでは、ドラマの次回作が決定していることも明かしている。アカデミー賞俳優という箔がついた今後は、さらにオファーが殺到しそうだ。
草彅の魅力は振れ幅だ。「憑依型俳優」と言われるほど幅広い役を演じながらも、“素”ではひょうひょうとしたたたずまい。「ミッドナイトスワン」の内田英治監督は、撮影現場でセットやカメラチェンジの合間もその場から離れない“溶け込む力”を称賛。主人公にして、空気のような存在になれる草彅には、演技指導をいっさいしなかったという。
「(草彅は)40代に突入した頃から、健康を気づかうようになった」と語るのは、エンタメライターの伊藤雅奈子氏。舞台の稽古場にオリジナルの温スープを持参したり、のどのケアのためにしょうが、のど飴、加湿などケアに余念がないという。また仕事がないときは、午後10時に就寝。運動や食材にも詳しく、香取から「健康つよぽん」と呼ばれているとラジオで明かしている。
26日から「ミッドナイトスワン」が東京や千葉、神奈川や大阪、福岡の全7劇場で凱旋上映されるという。今後も「草彅無双」に拍車がかかりそうだ。