大木こだまひびき「チッチキチ~!」が全国区になった理由
まったりゆっくりしたテンポのしゃべりでお客さんを引き込んでしまうコンビ歴40年になる大ベテランの大木こだまひびきさん。
1981年、こだまさん(写真右)は前のコンビで「お笑いスター誕生!!」のチャンピオンになりながら、相方の不祥事で解散を余儀なくされ、旧知のスポーツ紙の記者が現状を取材に。その際、記事の最後に半ば冗談で「現在相方を探してます」と事務所の連絡先を入れた“募集広告”を掲載。同じくコンビを解散していたひびきさんの事務所の社長がその記事を見て「会ってみたらええやん」という一言で応募(?)することに。「ほんなら台本の読み合わせしてみよか」とやったところ、声のバランスがよく、お互いにしゃべりやすいことから新コンビを結成。ちなみに“面接”には他に3人の候補が来たそうです。中には「電話帳を破れます」という怪力自慢もいたそうで、丁重にお帰り願ったそうです。
関西人なら誰もが知っているであろう、こだまひびきさんの代名詞「往生しまっせ~」というフレーズは考えに考えて満を持して発信したものではなく、漫才中にたまたま言ったところ大ウケ。「これはいけるんちゃうか?」ということでその後、「往生しまっせ~」を中心にネタを考えられるようになりました。