株式会社TOKIO設立に隠された深い意味 復興を途切らせない
TOKIOはジャニーズ事務所でも貢献度が高いグループだった。NHK紅白歌合戦には24回も出場し、人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」で「DASH村」を定着させ、現在は事務所の後輩アイドルたちが出演して人気を保っている。
DASH村の舞台でもある福島県へは、東日本大震災以来、ほとんどノーギャラで同県のPRや復興支援を行ってきた。それをやめるわけにはいかないのだから、株式会社TOKIOは大きな意味を持ってくる。福島県は4月1日に企画調整課内に「TOKIO課」を設立した。予算も課長もいない部署ではあるが、今後も相互にアイデアを出して復興などの活動を続けるという。自然、環境に対する取り組みもDASH村の根底にあるもの。それは「福島県と株式会社TOKIOで、できること、やれることを考えていこう、今日という時を、未来という時を実現していこう。そんな思いで(TOKIO課を)設置して頂きました」という彼ら3人のコメントからも伝わってくる。
こう考えると、「株式会社TOKIO」設立の本当の趣旨は、社史に名を刻むといった以上の深い目的があることがわかってくる。
さっそく3人の虫よけCMがオンエアされた。フマキラー社は1997年からTOKIO(5人メンバー)を起用し続けており、3人になっても変わらない信頼を寄せている。自然、環境、そしてモノづくりや食という枠組みで新しいブランドとなれば、それこそTOKIOはレジェンドになる。