NHK「おちょやん」が不人気 話題にもならないのはなぜか
「ゴミゴミした路地裏や楽屋のシーンが多く、画ヅラが汚い、暗いというのも、朝向きではないですよね。当時のままのドタバタの笑いは古いし、今風イケメンも出てこないのでは、女性は見ません。リアリティーを追求して、丁寧に作れば作るほど見られないというのは皮肉です」(放送作家)
実際の浪花は、夫の女癖の悪さから離婚し、芸能界からも身を引いて行方をくらます。京都で困窮しているのを捜し出したのはNHK大阪のプロデューサーで、ラジオ番組に出演させて「大阪のお母さん」といわれるようになった。朝ドラでどうしても「おちょやん」をやりたかったのは、そんなところにも理由がありそう。番組では25日の週からのお話。
(コラムニスト・海原かみな)