マシンガンズ滝沢秀一さん 夢は“ゴミゼロハウス”をつくる
僕はこれまでゴミに関する本を出したり講演会をしてきました。コロナ禍からはZoomでの講演会が多くなりましたね。画面に向かって1人で勝手にしゃべっていると、聴いてくれてる方の反応がなくて、やり方が難しい。オンラインの講演を勉強中です。
でも、オンラインだと全国の人や海外の方も見てくれます。そういう方はゴミ問題に意識が高いので、本当は僕の話を聴いてくれない人にもゴミ問題を知ってほしい。
たとえば、ゴミは収集した後、焼却して灰にしますけど、燃やすのにもお金がかかるし、最終処分場で灰を維持するのもメチャクチャ高い。東京だけで年間ウン十億円もかかってます。「ゴミを捨てるのはタダ」という感覚があるかもしれませんが、税金という形で払ってるんですね。ゴミは分別しないと余計な税金もかかる。そういうことも知ってもらいたいんです。
それに、灰を置いておく貯蔵スペースには限りがあります。毎年のゴミの量と最終処分場の容量からして、東京都はあと50年持つけど、全国的にはあと20年。その先はまだ決まっていないから、20年後はゴミを捨てられなくなるかもしれません。