コロナで変わるジャニーズ グループ活動の前に個人で活動
テレビは情報番組やバラエティーであふれている。出演者も必然的に芸人が中心だが、最近、とみに目立つのがジャニーズタレント。デビューして間もないグループのメンバーがさまざまな番組に顔を出しているが、個人名の下に所属するグループ名を入れている。SMAPや嵐ではありえなかったことだ。テレビ関係者によると、「ファン以外にはまだグループ名とメンバーの顔が覚えられていない。中高年が多く見る情報番組ではグループ名を記すことでジャニーズの子と認識させている」という。
ジャニーズは伝統的にテレビも舞台もグループで活動する。人気を確信したところで冠番組を獲得。グループ名の入った番組がいくつもあった。番組人気が高まり、やがて個人人気につながる。
ジャニーズという大看板にグループ名の看板が加わって最強のアイドルとなる。ところが、コロナの影響でこの過程に狂いが生じてきた。グループ活動はままならない状況だ。ここでコロナが収まる前に行動できるのが事務所と人気のあるアイドルの力。先に個人としてテレビ出演させる方針に転換し、各番組に個人として出るようになった。