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マナーが悪く中止となったフェス「京都大作戦」

 またフェスは近隣住民への負担や影響が大きく、実際に7月3日、4日に開催された関西屈指の野外音楽フェス「京都大作戦」では、マスクなしで会場近くで騒いだりなどの参加者マナーが悪く、地元民からの不安の声が上がったことを受け、第2週目の開催が中止となった。

 フェスに来る人たちは、その日限りのお祭り騒ぎで済むが、地元民にとっては"その日限り"では済まない。

 マナーが悪いのも一部であり、ルールを守れないアーティストも一部だとは思うが"娯楽の意義"を隠れ蓑に、自分の欲求を満たすためだけの主張は音楽やエンタメの品位を下げることにつながってしまう。

 本当に音楽やエンタメを愛しているならば、どう守っていくべきかをファンもアーティストも一丸となって、今一度考え直さなくてはならない過渡期を迎えているのかもしれない。

(文=水野詩子/ライター・コラムニスト)

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