塩村あやか議員が激白 開会式“深夜の子供出演”は「日本の順法精神が問われている」
この塩村議員の発言にネット上が大荒れだ。〈子供だからこそ、今度いつあるか分からない五輪の体験をさせてあげたい〉〈昔は親同伴で小学生が夜遅くまで山車の引き回しに付いていく事が普通にあった〉〈五輪という大舞台のためなら、開会式の1日くらいはいい〉という組織委の“例外”を擁護する声が目立った。ただ、五輪はただのお祭りではない。国際的なスポーツの祭典だ。
そもそも児童の深夜労働を問題視するような人たちは今回の五輪観戦を拒否し、開会式もスルーした可能性がある。だから塩村議員の指摘にもピンと来ない人がいるのかもしれない。
■つじつまさえ合っていればいいのか
日刊ゲンダイDIGITALは塩村議員に、発言の真意について改めて聞いてみた。
「かつて放送作家としてテレビの世界にいた私としては、今回の開会式で未成年の児童が深夜にテレビに出ている光景がとても奇妙に映りました。恐らく、大会組織委は保護者の許可を得るなど、規定にのっとって子供たちを深夜の聖火リレーに参加させたのでしょう。ただ、問題の本質は『法律的な規定をクリアしたか』だけではなく、『この国が順法精神にのっとっているか』だと思うのです。それこそ開会式は多くの子供もテレビで見ていました。平和の祭典をうたう大舞台で『つじつまさえ合ってればいい』という姿勢は国際的に恥ずかしいし、子供の教育にもよくないと思います」
ネットでは〈立憲民主党議員は五輪を東京を貶めようとしている〉といった陰謀論も渦巻いているが、今回に関してはそうした批判は的外れと言うしかない。