ジェリー藤尾と渡辺友子が36年前に繰り広げた「あのおしどり夫婦に限って?」なドロ沼離婚劇
あのおしどり夫婦に限って――36年前、「まさか」と誰もが首をひねったスキャンダルが世間を騒がせた。14日に亡くなったジェリー藤尾(享年81)と渡辺友子の泥沼離婚劇である。
当時、藤尾45歳、友子夫人40歳。ロカビリー歌手としてデビューした夫、元アイドル歌手の美人妻は2人の娘にも恵まれ、歌番組などに一家揃って仲良く出演していたが、1985年秋、突然夫婦不仲がスクープされる。そこからはまさに坂道を転げるがごとくの二転三転のドタバタが続いた。
藤尾は別居説を聞かれて否定したが、クリスマスには友子夫人が家を出てしまった。年明け、ワケを聞かれた藤尾は「何も言いたくない」「雲をつかむような話」と曖昧だったが、夫人は「離婚を前提」と語り、藤尾の暴力のことも触れた。
何が起きているのかわからないまま、86年7月に正式離婚。渡辺は藤尾が酒浸りで経済的にも困窮し、自身の両親とも確執があることも語った。ダメ夫のレッテルを貼られた藤尾は仕事が減ってしまい、一方、渡辺には同情論が集まった。