故・千葉真一さん「肉体は俳優の言葉」と持論…晩年も続けた健康筋肉メソッドと流儀
「健康を維持するために大切なのは、老化の原因である活性酸素を減らすこと。そのために普段から水素水を飲んでいます。それと、8年くらい前から食事は1日1食。朝は野菜ジュースだけで昼は食べず、夕方の6時以降に食べたいものを食べる」などとし、「肉体は俳優の言葉」との持論を披露していた。
■70代後半の肉体に周囲から驚嘆の声が
芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「アクション俳優やスタントマンを集めた講習会に呼ばれたとき、千葉さんは演技指導として、彼らの前で数々の動きを実演されていました。すでに70代後半だったみたいですけど、体のキレも柔軟さも衰え知らずのうえ、いつまでも、やめようとされない。日ごろから肉体を鍛え抜いた俳優やスタントマンたちも、その姿に驚嘆の声をあげたそうです」
もともと体操で五輪を目指すほどの素質があったという千葉さん。日体大在学中にケガをしてしまったが、その逆境をものともせず、「東映第6期ニューフェイス」の難関を突破し俳優の道へ。その後の活躍は海をも越えた。そんな屈強な千葉さんが新型コロナ感染症による肺炎で、82歳で亡くなってしまうとは本人が一番無念ではないだろうか。