自民党総裁選というたかが猿山の陣取り合戦に狂奔するマスコミに踊らされてはいけない
また菅氏には人間というものに対する愛情が決定的に欠けている。アフガンからの大使館関係者の救出作戦では、日本に協力した地元の国民を置き去りにしたが、そのことに関して「首相はあまり関心がなかった」と毎日新聞が報じている。
コロナの死者に対する追悼も各国が大規模に行う中、いまだ日本では正式に行われていない。国民の心に訴えるようなメッセージも一度も発しない。就任当時パンケーキで盛り上がった菅総理は、結局その薄っぺらさがパンケーキ並みだったという結果に終わった。
さあ総裁選だとマスコミは騒いでいる。河野氏が出馬するというが、ワクチン担当大臣の仕事はどうなったのか。供給が不足している原因は何か。いったいどこからどれぐらいいつになったら入ってくるのか。具体的な説明を一切せずに全く表情を変えずしゃべる彼を国民は信用できるのか。総裁選の人数合わせで東奔西走するより、まず自分の仕事をしろ。
安倍前首相は高市氏支援だ。「敵地への先制攻撃をできるようにする」など、自分が言えないことを高市氏に言わせ、極右勢力の受け皿にしている。自分の支持者だけ、「お友達」だけ、国民全体はないがしろにする政治をまた始めようというのか。