M-1王者・錦鯉と1位通過オズワルドの明暗を分けた“決定的な差”
もらい泣きした視聴者も多かったようだ。19日放送の「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系)で最年長のお笑いコンビ「錦鯉」が第17代王者に輝いた。
ボケの長谷川雅紀(50)とツッコミの渡辺隆(43)のコンビは、2012年に結成。
「"貧乏芸人"のオーディションに交通費がなくて出演を諦めるほどの貧乏暮らしでしたが、昨年のM-1決勝で4位になってようやく仕事も増えた。今回、優勝が決まった瞬間に長谷川がボロボロと"男泣き"する姿には、審査員のサンドウィッチマン富澤たけしやナイツ塙宣之も目に涙を浮かべていましたね。特にサンド富澤なんて、自分たちの貧しかった過去と重なる部分もあったのでしょう」(番組制作会社関係者)
錦鯉は最終決戦で7人の審査員のうち5人の票を集めて圧勝。そのため、ネット上には〈同情票か?〉なんてうがった見方もあった。
「それは違うでしょう。今年の決勝は初出場が10組中5組いましたが、審査員の上沼恵美子さんが図らずも〈今年はレベルが高い〉と話していたように、結局、最終決戦に残った3組はいずれも決勝経験者です。場数の差が物を言ったところもある。昨年の王者マヂカルラブリーの野田クリスタルが〈しっかりした漫才〉と言っていたように、錦鯉も、他の『オズワルド』と『インディアンス』も正統派の漫才で爆笑を取って勝ち上がったわけで、ネタ的には審査員が頭を悩ますほどの僅差だったと思いますよ」(スポーツ紙芸能担当デスク)