「M-1グランプリ」オズワルドの決定的な敗因…下馬評1位も三度目の正直ならず

公開日: 更新日:

 審査員も審査は難しかったと漏らしたが、敗因はどこにあったのか。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「よく言われますが、やはり“2本目の難しさ”でしょう。今回、オズワルドの1本目のネタは、非常に完成度が高く、まさにパーフェクトで抜群に面白かった。最終決戦での2本目は、十分面白いのですが、それに比べたら見劣りしてしまったかもしれません」

 遠田氏はさらに続ける。

「それと最終決戦の他の2組は、大声で強烈にボケ倒す“パワーファイター”。勢いやインパクトに押されてしまったところもあったかと思います」

 昨年、オズワルドは、ツッコミの声が小さかったことで、「もっと声を張ったほうがいい」とアドバイスしたオール巨人と「“静”の漫才を期待した」松本人志との意見が割れ、物議を醸した。2人は相当悩んだというが、今年は見事、修正し、2本とも尻上がりに声が大きくなって、盛り上がる展開で会場を爆笑させた。しかし、「ファーストステージ」で1位だったため、「最終決戦」3組の中では大トリ。それが逆に“パワーファイター”錦鯉の直後となり、不利に働いてしまったか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議