NHK紅白裏“視聴率対決”の明と暗 テレ東「孤独のグルメ」大躍進が納得できるワケ

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■最も安心して見ていられる

「中高年にとっては、他局に比べ“最も安心して見ていられる番組”だったからだと思いますね。本来それは、おなじみの人がおなじみの曲を歌っている紅白でした。しかし今年は様相が違っていた。中高年にとっては、見ていても、まさに“孤独”が募るラインアップで、仲間外れにされちゃった感じさえする。そうした人が、おなじみの五郎さんにチャンネルを合わせたのだと思います」

 同ドラマは、12年にスタートした同局の人気ドラマで、昨年夏には「Season9」が放送されていた。

「テレ朝が『相棒』や『科捜研の女』を人気ドラマに育てあげたのと同じように、“テレ朝方式”でコンテンツを大切にして、ジワジワと浸透させ、育ててきた成果だと思いますね。また一人でも、家族と会話しながらでも見られるところもいいと思います」(ペリー荻野氏)

 多くの人に支持されて、松重豊演じる井之頭五郎は、全然孤独じゃなかったと言えそうだ。

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