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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

氷川きよしの無期限休業にファンも納得…壮絶な努力の果てに掴んだ「消えないアイドル」の座

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 彼は真面目な性格だ。昔から楽曲を与えられると、納得いくまで時間をかけて練習し、常に完成品を発表してきた。どんな曲も自分のものにしてからという信念だった。そんな努力家の彼が「休みを取る」ということは、自分の今後をどうしたいのか、真剣に考えるというのと同意になる。単なるリフレッシュではない。それを言われて大スターの彼にストップをかけられる関係者はいない。

 年内はコンサートツアーや明治座舞台、年末のNHK紅白まで突っ走り、来年になって初めて自分の今後について考えるということだろう。真っ白なままだから期限を決められないのだ。知り合いのファンは「少し休んだ方がいいよ。ずっと頑張ってきた。今年のコンサートは何度でも足を運ぶ」と話していた。

 例年よりコンサートの回数を増やしても満員御礼は確実。グッズやDVDも売れるに違いない。2020年をもって活動休止した「嵐」のように、コロナの影響次第のところもあるが、「もう見られないかも……」という状況はファン心理を熱くさせる。さよならツアーを中止した嵐も今ではライブ映画やベストアルバムで事務所に莫大な利益を残している。

 もちろん、氷川が数年先、あるいは十数年先に復帰しても、ファンは熱く迎えてくれるだろう。氷川も嵐と同様に決して消えないアイドルとして存在しているからだ。

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