「愛子さま人気」過熱の一方で秋篠宮家に批判集中…世論の移ろいは正しいのか

公開日: 更新日:

 紀子さまも同じで、結婚当初は「3LDKのプリンセス」と騒がれ、翌年に眞子さまが誕生すると、「仲むつまじい秋篠宮家」の人気はさらに高まった。さらに御所に引きこもる雅子さまに対して、紀子さまは美智子皇后に倣って次々と公務をこなしたうえ、06年に男の子を出産した。この頃は絶頂期だった。

 今、「眞子さんの乱」をきっかけに批判が秋篠宮家に向かい、とりわけ紀子さまから「笑顔が消えた」といわれる。かつて「初々しい笑顔」といわれたのに、今や「氷の微笑」と呼ばれるありさまだ。その一方、あれほど批判された雅子さまは「国母」と持ち上げられるほどの人気で、さらに「愛子さまを天皇に」という声が一段と高くなっている。

 それにしても皇族の人気がこれほど乱高下するのも珍しい。

 戦前と違い、象徴天皇は国民に支えられるものだから、人気があるのは悪くない。では、国民に支えられるとはどういうことだろう。たしかに大衆の支持を集めることは必要だが、かといって人気に左右されていたら安定した皇室は築けないだろう。不安定な「国民統合の象徴」は、果たして「象徴」になるだろうか。 =つづく

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  4. 4

    金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

  5. 5

    故みのもんたさん 闘病生活の中で本紙に語っていた「老い」と「人生最期の願い」

  1. 6

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希まさかの「先発白紙」はむしろプラス…《メジャーレベルではない》の声も

  3. 8

    山田涼介のソロ活動活発化で“亀梨和也のトラウマ”再燃…Hey! Say! JUMPファン戦々恐々

  4. 9

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇