刺し箸、寄せ箸…ヒカルに「食べ方が汚い」の声 マナー講師が"問題の本質"を解説
■寄せ箸をしてしまっても「その後の対応」で印象は変わる
「やはり影響力ということを考えた場合、例えば寄せ箸にしてもつい、やってしまったら『あ! これホントはやったらダメなんだよね』などと動画内で付け加えたりすることなどで、『マナーができていない人』から、『マナーを伝える立場』になれて、マイナスをプラスに変えることが可能となりますね。マナーは、TPPPO(時、場所、相手、立場、場合)に応じて、その所作は変わっていいんです。大切なことは、なぜ食事のマナーが大切なのか?という視点で考え、その本質を理解し、周囲のことを慮る行動をとり、発信すること。それが、見ている人たちへの配慮であり、影響力のある人としてのマナーと言えるのではないでしょうか?」(前出の西出氏)
ヒカル曰く食事マナーは「こんなこと」という認識なのかもしれないが、食材を箸で刺すという行為は食事を作った人への配慮がないと取れられかねない。さらにそのYouTubeを見ている子供が真似をしてしまうかもしれない懸念もある。
そしてそれらの批判を素直に受け止め、気をつけ改めようという気持ちと姿勢こそが、社会人にとって必要なマナーといえるかもしれない。
(取材・文=SALLiA/ライター)