ジャニーズ事務所が猛抗議 話題の非公認本「女帝 メリー喜多川」ファンの賛否が分かれるワケ
■著者は70年代に集英社の編集者だった小菅宏氏
小菅氏は1970年代に集英社の社員として「週刊セブンティーン」を編集しており、ジャニー喜多川氏やメリー氏と関わりを持った。本には、70年11月15日早朝7時にメリー氏からかかってきた電話の内容が記されている。
<「今週号の発売をストップしてちょうだい。聞いている? コスガさん」>(< >内は引用。以下同)
<「何ですか今週号は。***グループが載っているじゃないの。彼らと同じ号なんてウチの子は載せられない。だからすぐ***グループを除外するか、発売を止めてちょうだい」>
その号には、ジャニーズ事務所のフォーリーブスの個別特大ピンナップがあったという。小菅氏はこの日、ジューク・ボックスというジャニーズのグループのロケがあったため、早朝から会社にいた。
<「メリーさん、そんなこと(発売中止)できません」>と突っぱねると、彼女は<「コスガさん、発売を中止するの? 今日のウチの子の撮影を中止するの? どっちか判断してちょうだい」>と言ったという。この結末は本に譲るが、メリー氏の“交渉術”が具体的に明かされている。