"民放3冠"テレ朝「世帯視聴率重視」の賭け…独自路線走るも2桁台キープは困難に
「21年度のテレビ朝日は増収増益で、営業利益は過去最高です。放送広告収入も番組ごとにスポンサーがつく『タイムCM』、番組に関係なく時間指定で宣伝できる『スポットCM』ともに民放2位です。ただし、20年度のコロナ禍の反動もありますし、東京五輪の開催が大きかった。しかも、21年度の世帯視聴率ではテレ朝は民放3冠を獲得したにもかかわらず、放送広告収入は1位の日テレとは670億円近い差があります。テレ朝と同じくシニア層の視聴者の多いTBSやフジとさほど変わらない数字ですし、前年度はフジのほうが上でした。だから、テレ朝の“世帯重視”が正しいのかは、まだ判別しにくいところです」(前出の民放関係者)
独自路線を走るテレ朝の行方は如何に。