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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

テレビ視聴率急降下のなか“昭和もの”バラエティーが好調…Z世代タレントには逆に新鮮?

公開日: 更新日:

 このところの視聴率の急降下は驚くばかり。週間ランキングを見ても辛うじて2ケタ台がチラホラ。時代はタイムシフト視聴が主流とはいえあまりに低くて愕然とする。

 数字だけではない。つい先日タクシーに乗ったのだが、ドライバーはコロナ以降「テレビを見ない」と。「2年半ずっと同じ。とくに質問する記者は愚問ばかり」と呆れ果てていた。

 13日の「サタデープラス」(TBS系)で「89歳年金10万円で豊かに暮らすシニアに密着」という企画をやっていた。老女によれば、Netflix韓国ドラマや動画を見るのがアンチエイジングになるという。89歳の老女が動画にハマる時代、テレビの未来は真っ暗だ。

 そんな時に目についたのが13日の「ダウンタウンVSZ世代 ヤバイ昭和あり?なし?」(日本テレビ系)。世帯視聴率が12.5%の高視聴率を記録した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。同時間帯の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)など人気番組を抑えてぶっちぎりの1位だ。

 ダウンタウン率いる昭和世代がZ世代といわれる10代、20代のタレント相手に、懐かしの昭和時代をレクチャーする。ダウンタウン他、昭和世代には清水ミチコ、古田新太、伊集院光、島崎和歌子、Z世代はみちょぱゆうちゃみ本田望結SixTONES森本慎太郎ら。

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