紀藤弁護士が霊能者出演番組に“懐疑的ツイート”…再注目される「占い・心霊番組」のあり方

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 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が21日に更新したツイートが話題になっている。20日に放送されたフジテレビ系「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022」について、〈この種の番組を放送するのは辞めてほしい。いまだに続けているのがわからない。霊感商法に利用されるだけです。テレビは事実に基づき報道すべき〉と投稿したからだ。

 番組の柱である視聴者などの心霊体験のドラマ化が悪いわけではない。問題は、スタジオで出演者の宗教家・霊能力者の下ヨシ子氏が、ドラマに出てきた幽霊について解説したことにある。

 下氏が管長をつとめる宗教法人肥後修験総本山 六水院(肥後修験遍照院)は2012年4月に名古屋地裁から賠償命令が下っている。同年4月14日の毎日新聞では〈「水子の霊がついている」などと何度も不安をあおられて多額の金を支払わされたとして、名古屋市の女性(51)が「霊能力者」としてテレビ出演することで知られる下ヨシ子氏や宗教法人を相手取り、損害賠償など約960万円の支払いを求めた訴訟で、名古屋地裁の堀内照美裁判長は13日、下氏と宗教法人に610万円の支払いを命じた。〉と報じられている。

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