元俳優・遠藤雅さん NHK朝ドラ「ひまわり」をピークに仕事減り、コンビニでバイトの日々
さて、遠藤さんは道立札幌篠路高校を1年で中退し、17歳のときに俳優を夢見て上京。19歳のとき、オーディションで選ばれ映画「二十才の微熱」でデビュー。22歳のとき、NHK朝ドラ「ひまわり」で、主人公のちょっと屈折した弟を好演した。
「妻は今、『ひまわり』を初めて見ているので、『こんなにたくさん出てたんだ!』と驚き、息子はたまに『いいじゃん』と褒めてくれます。自分では下手くその一言ですが(笑)。当時、祖母役の藤村志保さんが、『あなた、食べてないんでしょ』と、よく僕に弁当を作ってきてくれたんです。僕はそれを家で夜、おいしくいただいていたのに、タッパーを洗って返すことを思いつきもせず……申し訳なかったですね」
30代半ばからバンド活動を始め、帰郷後、3年前に再開。「North Sea Ways」という1人バンドで、作詞作曲、ボーカルを務め、昨年12月、初シングル「White snow shooting star」を配信。コロナが落ち着いたら、ライブ活動を再開予定だ。
(取材・文=中野裕子)