本田翼が“CM女王”の座を懸けて主演ドラマに挑戦 TBSの大型プロジェクトとの相乗効果
テレビ業界関係者に今回の本田の“大抜擢”の裏事情を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「一般的には役者の優劣を視聴率という尺度で捉えがちですが、業界内にはそれとは違うキャスティング理由があります。今回の背景には本田の“CM女王”としての存在です。テレビ局は今、番組スポンサー探しに躍起の状態だといわれています。看板番組からも次々と老舗のスポンサーが撤退・縮小を決めている昨今、火曜ドラマ枠といえども例外ではありません。視聴率の保証はなくても、16本ものCMスポンサーを持つ本田がドラマに出演し、なおかつ主演となれば、クライアントも無視できません」
多くのスポンサーをバックに持つ本田を起用すれば制作費を心配せずに済む。そんなTBS側のやむにやまれぬ事情も隠されていそうだ。
「きみ花」の周辺をもう少し深掘り取材してみると、スポンサー獲得だけでなく、本田とTBSの双方の本気度が高いことが明らかになった。
「劇中に出てくる崖っぷちアイドルボーイズグループ『8LOOM』(ブルーム)のメンバー選出に関しては、“『君の花になる』までの365日”というプロジェクトタイトルが付けられ、1年間のロングスパンでオーディションが行われてきました。日本テレビと電通が共同プロジェクトで『NiziU』を発掘しデビューさせた時のイメージを彷彿させます。『8LOOM』も大手芸能プロダクションのアミューズ、ホリプロ、本田の事務所スターダスト所属のタレントの名前がずらっと並んだメンバーですから、生半可なプロジェクトではないことが理解できます。すでに9月21日にはファーストシングルを配信リリースしていて、評判も上々だと聞いています。若い女性たちが自分の“推しメン”を見ることで視聴率も相乗効果が期待される。外堀をしっかりと埋めた上でスタートを切るもくろみでしょう」(芸能プロ関係者)