「13代目 市川団十郎」襲名披露公演開幕 消えないチケット不調説、新しい試みも実現せず
芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「襲名は歌舞伎界全体の力を借りなければ進まないだけに、周囲の支えの重要性を感じているのでは。そんな中で重鎮たちが求めるのは“芸の精進”。先代の団十郎さんは襲名してから精進し、評価を上げました。姿、形、声と天性の才能を持つ団十郎さんはさらなる飛躍が望めるだけに期待値も高い」
イタリアの記者から2010年に起こした暴行事件について聞かれると「多くの方々に迷惑をかけてしまったことは事実。それを受け止めて、その反省期間をどう次のことに生かせるのかということにあてる」とコメント。それもこれも襲名披露でいい舞台を見せれば覆せるのが芸の世界でもある。
以前よりもスリムに、顔もシャープになった団十郎。千両役者の幕は上がったばかりだ。