人生幸朗・生恵幸子は悪口ではなく“ぼやき漫才” 決めゼリフ「泥亀」誕生秘話
初めて仕事をさせていただいた時に「人生師匠のぼやき漫才の大ファンでした」とご挨拶すると「いや~お父ちゃんのこと知っててくれてるの、おおきにありがとう!」と喜んでくださり、人生師匠のエピソードをいろいろと伺いました。
アイドルの曲の歌詞をぼやくと会社宛てにカミソリの刃が入った封筒が届くことが何度もあり、人生師匠が「危ないさかいやめとこか?」と言われると「うち(私)が、なにを言うてのん、こんなもん怖がってどうすんねんな! 言うてたんよ。ちょっとあかんたれのとこもあったんよ」と懐かしそうに話されていました。
また、ネタの終盤でいきなり「いつまで言うてんねんこの泥亀!」とぼやきの話に強引に割り込んでくるツッコミは「お父ちゃん、目が悪いさかい、(ディレクターの出すカンペの)『1分前』て、出されてもわからへんから、作家さんとこれを言うたら『1分前』てわかる決めゼリフを作ろういうことになって、誰が考えてくれはったんか忘れたけど決めたんよ」と「泥亀」誕生秘話も教えていただきました。
阪神・巨人さんのネタの中で師匠方のモノマネをやらしていただくことが度々あり、お会いした時に「モノマネさせていただいております」とご挨拶すると「なんぼでもやって。やってくれるほど、お父ちゃんのことを思い出してくれはるさかい」。またトミーズが歌のぼやきネタをやりたいということでご挨拶に伺うと「やってやって、雅くんのしゃべりはお父ちゃんに似てるさかい。うち(私)公認するさかいどんどんやってちょうだい」とお墨付きをいただきました。