SNS時代の若者の「謝罪」の軽さ…うどん店“酷評”のYouTuberは電話で済ませ、さらに大炎上
■専門家は「若者だけではない」
米心理学博士の鈴木丈織氏は「《すべて自分が悪い》と自分の非を認めるのが謝罪です。それを相手の怒りを直接感じるのが怖いからと、電話で済ませるのは論外ですけど」とこう続ける。
「もっとも、謝罪が下手なのは若者に限った話でもありません。《そんなつもりはなかったが、つい》なんて言い訳を入れたがる大人も多い。口では謝っていても《自分は悪くない》と思っているのがアリアリで、相手に反省の気持ちが伝わるわけがないんです」
もうひとつ、芸能人なんかにありがちなのが、地味なスーツに身を包んで深々と長々と頭を下げる謝罪。あれも“NG”なんだとか。
「《直角で20秒間、頭を下げた》なんてニュースになったりしますが、あれは逆効果です。不自然に長いと、周囲は《計算だろ》《ポーズだろ》としか受け取ってくれません。内心《頭を下げりゃいいんだろ》ぐらいにしか思っていないと勘繰られるのがオチ。汗だくになってペコペコ頭を下げる方が、まだ誠意があるように映ります」(鈴木丈織氏)
そういえば謝罪動画の「夕闇」も地味なスーツに身を包み、深々と頭を下げていたが……謝罪を軽く見ていると、命取りになりかねない。