著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズ性加害問題なぜ放置された? メリー氏の力もあるが、牛耳られたメディアにも責任の一端

公開日: 更新日:

 15年、嵐の大野智は一般女性との同棲報道が写真誌に出ると、コンサート初日にスポーツ紙ジャニーズ担当記者に「僕の軽率な行動でファンのみなさんに悲しい気持ちにさせてしまった」と謝罪させ騒動を収めた。

 後にSMAPの解散騒動を鎮めるための番組内の公開謝罪も似たような構図だった。

 ジャニー氏の性加害を報道した24年前の「週刊文春」の連載では、メリー氏が一番恐れていたのが他のメディアが取り上げ、拡散、世間に広く知れ渡ることだった。

 今回のように多くのメディアが取り上げていれば、その時点で被害者は出なかったと思う。しかしメリー氏はいとも簡単にメディアを封じた。文春との裁判の結果さえも報じられず、「そんなことがあったの」と今、知る人も少なくない。メディアを牛耳ったメリー氏の力であるが、牛耳られたメディアにも責任の一端はある。少しずつだが、メディアも声を上げ始めた。全メディアが前向きに取り組み事実を報道することが、再発防止の最善策である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」