ジャニーズ10.2会見に透けた巧妙メディア操作…看板のすげ替えだけで幕引き画策なのか
藤島ジュリー元社長は悠々と逃げ切り
「ジャニーズには、関係会社とか取り巻きとか、よくわからない輩が周りにガサガサと、たくさんいて、仕事すると『中抜き』を疑われて、大変でした。そういう、報じられていないジャニーズ問題も新会社に引き継がれてしまいそうで怖い」と、ある企業関係者はこう続ける。
「たとえばある案件でジャニーズ事務所に行ったとします。まずは担当者を名乗るスタッフが出てくるのですが、CMやイベントの話が進むにつれ、関連会社などが入ってきて、社名すらよくわからないところも一枚噛んで『そこの部分はウチが仕切るから』と言ってきたりする。間に入って、儲けようというのでしょう。その結果として、タレントも搾取されている印象が少なからずありました」
たとえばギャラが「100」であるとすると、業界では「事務所60、タレント40」といった配分がされている。ところが、「中抜き」が10を持っていった場合、「事務所54、タレント36だったりして、タレントの取り分が減ってしまっているのではないか」(前出の企業関係者)というのだ。
「新生ジャニーズはエージェント会社だそうですけど、スタッフの顔ぶれも商法もそのままでしょうから、どこが出直しなのでしょうか。ジャニー氏による性加害のみならず、仕事でも奴隷のように扱われ、文句のひとつも言えない。そんなタレントたちの状況が変わるとは思えません」(ジャニーズ事情に詳しい芸能関係者)
ジャニーズ事務所の富の源泉ともいえるファンクラブは継承されることで藤島ジュリー元社長は悠々と逃げ切り。そしてジャニーズに寄生する輩はそのまま。看板のすげ替えだけで幕引きでは、ジャニーズは元の木阿弥である。
■ジャニーズ会見生中継 5局で視聴率19.3%
ジャニーズ事務所の2日の会見を生中継した各局の視聴率が3日、分かった。
NHKは世帯平均視聴率3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)で、前4週の平均から2ポイント上昇。日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は5.4%、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」は4.9%、フジテレビ系「イット!」は2.1%、テレビ朝日系の特別編成番組は3.2%。合計19.3%と高い数字だった。アクション映画を放送したテレビ東京は2.6%だった。