大阪万博を番組でヨイショ…大恥かきそうなTVコメンテーター「6人の名前」
「ぜひ行きたい」はわずか14.4%
安倍元首相の代弁記者と言われたNHK出身の岩田明子もやっぱりで、「ウェークアップ」(読売テレビ、日本テレビ系)で「こんな時代だからこそ、世界各国が知恵を集める、共有するというのも意義がある」と、成否より開催することに意味があると強調した。“安倍遺産”だからということか。田崎史郎は「東京五輪も反対が7割近かった。でもやったら、やってよかったという人が6割以上だったんですよ。だから(万博も)やってみるとそれなりに盛り上がってくると思う」と政治情報のプロとしては無責任なものだ。
「自見担当相があまりにもダメなので、万博協会スタッフや広告代理店が、ムード盛り上げのCMやPR番組をあれこれ仕込んでいるようです。テレビ局も38億円の機運醸成費を狙っていて、広告部門に万博プロジェクトチームをつくったところもあります。年明けあたりから、ヨイショ系コメンテーターの出番が増えそうです」(テレビ情報誌編集デスク)
しかし、世論調査で「ぜひ行きたい」は14.4%しかいない。開幕しても、バラックのようなパビリオンばかりが並び、入場者はまばら……。そんな万博こそ世界の笑いものだが、その会場にヨイショしてきたコメンテーターを立たせて、何を言うか聞いてみたい。不見識を笑われるだけでなく、赤字開催の片棒を担いだ責任も問われそうだ。
(コラムニスト・海原かみな)