斉藤由貴と南野陽子の共通点…落ち着かない私生活は「バブル」と「スケバン刑事」の呪い?
「少なからずあると思いますよ」と同プロデューサーはこう話した。
「人気アイドルのバブル期デビューは、実力や才能もあったでしょうけど、財力もあった当時の事務所の売り出しによって、それらがきちんと実を結ぶより先に売れてしまった人が少なくないんです。ほとんど誰も、そのことを指摘もしませんでしたし、たくさんのファンがついて追いかけられたりするなか、スター扱いされて、それが当然と勘違いしてしまったりしていましたからね」
もちろん、そんな時期は長くは続かず、バブルも崩壊。それで事務所が倒産したり、移籍といった芸能生活を送ることに。
「それでも、本人たちは勘違いしたまま。金銭感覚もそのまま、扱いも同等のものを求めてしまうからか、周囲に不満を募らせたり、トラブルを起こしたり、トラブルメーカーを引き寄せたりという不運の連鎖というケースに見舞われる。何人も見ました」(同)
そうやって大人になったのが斉藤由貴や南野陽子らというのだろうか。もうすぐ還暦にもかかわらずプライベートが取り沙汰されるのは人気の裏返しともいえるが、一世を風靡した「スケバン刑事」の呪い、いや、日本中が浮かれたバブルの残滓ともいえそうだ。