室井佑月
著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

松本人志を「信じる」発言で叩かれたけれど…志らくさんは卑怯じゃない。

公開日: 更新日:

『もし松本さんがクロだった場合は軽蔑するし、芸能界から抹殺される。それは仕方がない。私もこれがセカンドレイプにつながるのであれば、本当に申し訳ないと言って頭を下げます』(立川志らく落語家)

 16日付の日刊スポーツの記事によれば、これは16日、志らくさんがご自身のYouTubeで語った言葉だそうだ。

 去年の年末、松本人志さんらが女性に酷いことをしたと文春砲を受けた。でも、本人は事実無根で裁判にするといっている。この件があった当初から、志らくさんは松本さんを、「信じる」といっていた。そして叩かれた。冒頭の発言のようなことも、当初からいっていたのに。

 あたしは性の強要や、未成年への性行為は憎む。たしかに8年前、松本人志さんが女性にしていたことは悪い。だが、週刊誌の告発により、集団リンチで社会的制裁をという流れは、一歩間違えば恐ろしい方向へ進みかねないと危惧する。

 時代は変わった。その昔、エゲツない遊びをしていた人の話は、テレビでも雑誌でもよくみかけた。その人らはどうなるのか? 当時は罪ではなく品の悪い遊びであっても、昔のことも含めて今はそれが罪となるなら、おなじ罪に対し、全員に等しくおなじ罰が下されなくてはおかしい。そういう人ら全員を、ボコって社会的制裁を与えていくのか?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?