著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

茂木健一郎は「ストレート過ぎる物言い」でジャニーズファンからヘイトを浴びた

公開日: 更新日:

 海外メディアまで参戦し性加害問題に注目が集まるなか、ワードチョイスを間違えて炎上してしまった木村拓哉。本人も周囲も炎上するなどとは考えてもいなかったからか、事後処理に多少ドタバタしたものの、現在は通常運行に戻っている。

 ジャニーズ性加害問題では、脳科学者の茂木健一郎(61)も炎上した。茂木の場合、ストレート過ぎる物言いという「ワードチョイス」が結果的にジャニーズのファンを煽るかたちとなり、最近ではあまり見られない真っ向からのヘイトを浴びせられてしまった。当時の本紙のデジタル版でも「下の下の下の容姿の不細工爺さん」「何をしても気持ち悪い存在」「あなたの容姿と人間性じゃ人を集める事すら出来ない」と、今のご時世では禁忌とされる紛れもないルッキズムの典型例が再録されていた。

 もっとも、茂木の投稿も「ジャニーズにだまされる人は、芸術の教養が根本的に欠けている」「音楽のほんものに触れていれば、SMAPや嵐には騙されない」と多分に挑発的なワードチョイス。極め付きは「本当の芸術性とは無関係に、ただ、自分の親しんだタレントたちが一生懸命やっているのを応援したいという学芸会的価値の捏造」とまでこき下ろしていたから、ヘイトという意味ではいい勝負である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造