今村昌平と日活女優編(9)「『赤い殺意』を観た増村さんや若尾さんは、どう思ったのかなって」
「赤い殺意」後編
「赤い殺意」(1964年)に出てくるヒロインの貞子(春川ますみ)の夫・吏一(西村晃)は、毎日家計簿のチェックをして、貞子に少しの無駄遣いも許さないケチな男。自分の気が向いた時に彼女の体を求め、貞子を性のはけ口と子を産む道具のようにしか思っていない。
「今村さんはシナリオやロ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,371文字/全文1,511文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】