邦画2作品がアカデミー受賞 「ゴジラ-1.0」には我が事のように涙が…
邦画2作品がアカデミー賞獲得の快挙である。
「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞、そして我らが「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を、並み居る強敵を抑えて受賞した。
アカデミー賞にノミネートされるにはさまざまな条件があり、ロサンゼルス郡内の映画館で連続7日以上の期間で最低1日に3回以上上映されていなければいけない。だから日本映画がノミネートされるだけでもハードルが高い。
だがこの2作品は、全米での映画関係者のストライキの影響で作品が少なく、映画館が空いていたことも功を奏して今までにない大規模公開を実現。ディズニーのアニメ大作を抑えるヒットとなった。
私はアカデミー賞が大好きである。毎年早朝からの生中継を一瞬も見逃さないように観賞する。
スターたちの競演、センスのあるショー、司会者のジョークも楽しいが、毎年必ず、1年前にはテレビの前でこの祭典を見ていただけの人たちが、今年はオスカー像を手にスピーチしているという奇跡が起きるからである。