とろサーモン久保田&ウエストランド井口が放つ“魂の叫び” 「耳の穴かっぽじって聞け!」の見どころ
4月からスタートした「耳の穴かっぽじって聞け!」(テレビ朝日系)が面白い。まず興味を引くのが、毒気のある芸風でM-1王者となった、とろサーモン・久保田かずのぶとウエストランド・井口浩之という人選だ。
昨年6月開催の「猛毒の宴~この人に会いたいではなくこの人の話しが聞きたいライブ~」で共演し、年末年始に3週にわたって公開されたテレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」の動画でも息の合ったトークを展開。どんなテーマにおいても、魂の叫びをぶつけ合って笑わせるスタイルは彼らならではのものがある。
■シリアスと笑いが混在
そんな2人だからこそ、味つけはシンプルなほうがいい。制作陣がそれを意識してのことか新番組のコンセプトは「文は人なり」だ。芸人やタレントなど、あらゆる人が書いた生々しい文章を音声化し、久保田と井口がそれを聴いて本音をぶつける。これが見事にハマっている。
初回の「ゾフィー解散の真相」、第3回の「文春砲の裏側~命の危険を感じた瞬間~」も興味深いものがあったが、とくに印象に残ったのは第2回のテーマ「順位をつけられてしんどい…賞レースで戦う意味は?」だ。