東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望
〈『言論の自由』という大義名分があるからこそ、誹謗中傷の対策を進めることには相当な難しさがある。けれども、被害者への誹謗中傷については、絶対になくさないといけない。これが私の発言の真意でした〉
芸能界は虚偽情報やネットの書き込みにあふれ、自らも「なんとかならないか」と弁護士に訴えるなどするたびに「言論の自由」と返されてきた。そうした意識や過去の経験からコメントしたものだったという。
■「性加害の犯罪者を守っているかのような印象を拭えません」
では、その持論を世間はどう受け止めたのか。被害者による「当事者の会」元代表で作家の平本淳也氏はこう言う。
「東山社長は自ら発した言葉の責任をとる意味でも、発言内容を整理したいのでしょう。誹謗中傷を容認しているわけじゃなく、なくしていきたいと思っているのだと。誤解しないで欲しいというのは伝わりましたけど、あのインタビューでは誹謗中傷について『その人にとってはそれが正義の意見なんだと思うときもあります』と言っていましたね。罵詈雑言や嫌がらせを公に行う誹謗中傷に正義など認められないし、現に刑罰の対象となる犯罪行為であるのは明白です。そのことにいまだに気が付いていないのでしょうか。決して許されないこの要点について、強い姿勢で臨み、断固たる措置を講じるくらいのメッセージが必要という当事者、被害者たちの声がいまだに届いていないのでしょうか」